昔の恋人の名前がつい出ちゃうことにそんなに意味はないよ
こんな辛いことがあった、こんなことされた、それを誰かに言うことは同時に相手にそんなことさせる程度の自分でした、っていってるようなもんで、恥ずかしいけれども、被害者ぶるわけでなく、ただその時の自分のやり場のない気持ちを解放してあげるの意味でだれかに言うのってありだよなとおもうのです。
淡々と話している途中で、あ、私こんなひどい女だって思われてるよな、と一瞬よぎっても、構わず事実は事実で話せるタイミングだったらそのままさらしてみたらよいと思うのです。
誰に責められても、自分を責める必要はないから。それは同時に自分の存在をみとめることになると思うのです。
ちょっとだけ勇気を出して図太いふりでもできたら、誰を前にしても背中を丸めずにきっといられる。
ふとした時に目の前の人を昔の恋人の名前で呼んでしまっても、それは口がただその口の動きを覚えていただけ。ただそれだけ。
忘れる必要はないけど引っ張り出してきて苦しむ必要はもっとない。
引っ張り出してしまうのはきっとその時の苦しい気持ちをじぶんがなぐさめきれていないからだとおもうのです。